19日には手元に届いたので、2週間程使用してみた感想をお送りしたい。
では「見せてもらおうか、黒耳の性能とやらを。」
メインPCは「LOOX U/C30N」を使用。一度Windows7を導入したが、現在はノーマルに戻している。
WinXP、Atom Z520(1.33GHz)、メモリ1GBという決して高性能とはいえないマシンでどれぐらいの威力を発揮できるだろうか?
まず最初に気になるのが通信速度だろう。
ただ、自宅が「半径500mにアンテナ3個」という過疎地なのでデータを得るには不向きだと最初は思っていた。
とりあえず「どこでもWi-Fi」に黒耳を差し込んで測定開始。
すると「200kbps」を超えた。・・・えぇー!
近くに「W-OAM対応」の基地局は確かにある。
しかし約256kbps(理論値)に近い数値を叩き出したのは驚きだ。
これでは「下り21Mbps!」を謳う3G回線で16Mbpsを超える値である。
そんな話は聞いた事が無い。
その後何度か試した結果、最高で「307kbps」を測定できた。
黒耳はW-OAM typeG対応の為、光IP化エリアで約400kbps(理論値)のデータ通信が可能である。
自宅付近は何時の間にか光IP化エリヤになっていたのだろうか?
そんな話は聞いた事が無い(笑)。
数値も勿論、現在発売されているSIM端末でどれぐらい差がでるのだろうか。
ここで登場、2台の「9(nine)+」。ちなみに初代9も2台持っ(略)
初期化して全く同じ条件に整え、「黒耳」と「赤耳(RX420AL)」を入れてみる。
自分のブログをデスクトップモードで表示してみると、明らかに応答速度が速い。
データ受信も赤耳より速く、結果として体感速度は2倍近くになった。
折角の音声端末なので、通話テストもしてみよう。
黒耳は「typeG」対応が特徴なので、音声通話に何かしら影響はあるのだろうか。
2台同時に「HONEY BEE 3」(現在の主回線)へ発信した場合、黒耳が先に着信した。
では赤耳から先に発信し、1秒後に黒耳から発信した場合、これもまた黒耳からの着信になった。
詳しい事は分からないが、音声通話も機能向上している部分があるのかもしれない。
では初代W-ZERO3(WS004SH)と黒耳の相性はどうか。
SIMを入れ替えると、当然ながらオンラインサインアップを要求される。
・・・が何故か完了せず、そこで行き詰る。あれ〜。
幾らやってもサインアップができないので現在試行錯誤中である。
データ通信に関しては、これも体感は2倍増になった。
3.7インチの大画面でサクサク表示されるのは気持ちが良い。
メールの送受信も快適になった。これはPC接続でも同じ。
これがいわゆるRTT(接続遅延時間)の大幅な改善である。
「物理的な速度を上げよう」ではなく「接続までの時間を短くしよう」という試みが興味深い。
ただ古い機種なので、最新のWILLCOM 03、これから発売のハイブリ等で試せば性能を最大限に発揮できるかもしれない。
次は基地局別に測定してみよう。これは本当に基地局の真下に行って測定している(笑)。
4本、AA、8本、XGPと大まかに4つに分類してみた。
勿論、黒耳はXGP対応ではないので理論値を超える事はない。
ただ、XGP基地局=光IP化エリアと言えるので、W-OAM typeGの測定に期待が持てる。
・4本アンテナ「約130kbps」。(半径500mにアンテナ9個の地点)
・アダプティブ・アレイ・アンテナ「約170kbps」。(半径500mにアンテナ11個の地点)
・8本アンテナ「約200kbps」。(半径500mにアンテナ13個の地点)
・XGPアンテナ「約300kbps」。(半径500mにアンテナ14個の地点)
4本タイプが理論値(128kbps)を超えた数値を出しているのは、半径500mの中にPHS高度化通信規格に対応した基地局が含まれていると考えられる。
ちなみに「W-OAM」、「W-OAM typeG」、「光IP化」はそれぞれ意味合いが異なるのでリンク先をご覧頂きたい。ワタシも未だにゴチャゴチャになる(汗)。
やはり光IP化エリア(XGP基地局)のレスポンスは素晴らしい。
最高で何と「338kbps」を記録!「W-OAM typeG」の威力、ここに極まれり。
ちなみに赤耳(理論値204kbps)でも171kbpsを測定できた。
いかにPHSインフラが安定しているかが良く分かる。
【この記事は書きかけ途中です・こちらの記事もご覧下さい】
はじめまして。お返事が遅くなりました。
恥ずかしながら未だ画像投稿というものをした事が無いのです(汗)。
やり方が分からないのですが、何時かやってみたいとは思ってます。
動画サイトに既に上がっている黒耳レビューもありますので参考にしてみて下さいね。
今後とも宜しくです!
m(。l。)m