何故か「4G(第4世代移動通信システム)」の名前でサービスが展開されているのだ。
総務省から「4Gと表記しても良い」とされているLTEやWiMAXですらそんな呼び方はしていない(正確には3.9G)。
まさか次世代PHSが4Gと呼ばれる事になろうとは…。
先日発売が開始された新しいiPadも4Gに対応しているが日本国内の自称4Gでは使用できない。
発売前に大急ぎで「Softbank 4G」の発表があったのは人々を錯覚させる上手
「4Gを提供しながら4Gを使えないのは何故?」という質問に店員が頭を悩ませている姿が目に浮かぶ。
それはAXGPと呼ばれる通信規格でかくかくしかじか…と説明して納得するエンドユーザーがいるのだろうか。
今思えばAXGPを手にしたSoftbankが「LTEと極めて互換性が高い云々」言っていたのも分かる気がする。
次世代PHSに割り当てられた2.5GHz帯域をそのままLTEに転用する事で「Softbank 4G」を提供するシナリオだったのだ。
PHSの遺伝子を受け継ぐ訳でも無く、XGPとは似ても似つかないLTEとして復活するとは皮肉なものであり、とてもとても悲しい。
…とここまで書いて何か違和感がある。
話が上手過ぎるのではないだろうか。
「Softbank 4G」のエリア展開はWILLCOM基地局をそのまま利用できる。SBMのインフラは?
あくまでWILLCOM再建の手助けをする為の子会社化だったのでは?
仮に最初からSBMが2.5GHz帯域を取得していた場合のエリア確保は?設備投資は?
これではWILLCOMがSoftbankの窮地を救った事になってしまう。
どうも不可解だ。
10年以上のキャリアを持つWILLCOMがそう簡単にインフラを明け渡すとは考えられない。
総務省もこの不可解なカラクリを知らないはずがないし、こうなるなら最初からSBMに周波数帯域を割り当てればよかったのだ。
もしかして何年も前、2.5GHz帯域選考時よりもずっと前からのSoftbankとWILLCOMの猿芝居だったのではと疑ってしまう。
そんな巧妙なシナリオ等あるはずが無いが、出来過ぎた話にハイそうですか等と言える現状ではない。
ウィルコマーの負け惜しみだと言うのなら、まずiPadで4Gテザリングできるようになってからゆっくり話をしようじゃないか。
【追記】
そもそもXGPって何?という方は↓
GIZMODO:12/03/21「次世代高速データ通信の速度調査で『SoftBank 4G』が圧勝だったホントの理由」
日本経済新聞:11/9/30「初めて『守り』に入るソフトバンク 孫社長の窮地救うウィルコム」


